子ども・小学生が英語を始めるなら多聴多読から
小学生の英語、何から始めたらいいの?
最近は小学生から英語学習を検討されるご家庭が増えてきていますが、英語を始めるにあたり、何からスタートすべきか悩むところですね。
アルファベットの読み書き?
フォニックス?
英会話表現を覚える?
基礎文法?
英検?
本屋さんに行くとこのような小学生向けワークがたくさん並んでいるので、とりあえずそこからスタートする方も多いかもしれませんね。
もっと多いのは、何か初めていいかわからないから英会話教室に入れてひとまず安心する・・・というパターンかもしれません。
何が一番いいのでしょう?
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小学生で始めるなら、多聴多読からがお勧め♪
もちろん答えは1つではないでしょうが、私は断然【英語の多聴・多読】から始めてもらうことをお勧めしています。
日本語(つまり国語)の真の力をつけてほしいと思ってしてきたことをぜひ思い出してください。きっとお子様が赤ちゃん・幼児さんの頃から、お子様が楽しんで聞ける本を選んであげて、毎日読み聞かせしてあげましたよね?
いきなりひらがなや漢字、語彙や四字熟語を覚えさせたりしなかったと思います。^^
お子様がのめり込んで楽しめる本を通じて日本語にたくさん触れてもらう、この日々の積み重ねが真の国語力に繋がるということは、感覚的に腑に落ちるところ。
読み書きや漢字、文法や語彙などの知識強化は、ある程度たくさん触れた時点から少しずつ追加していく方法で国語力は高まっていきます。
英語もこれと同じステップで進めてあげることで、真の力になります。
大事なのは多聴多読の素材選び
「そう言われても、英語の本は読み聞かせしてあげられない!」とご心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は音声付の英語本やアプリ、教材もたくさんあるので大丈夫です!
次のポイントを抑えた素材を選ぶことをお勧めします。
- 音読音声が付いている
- 意味理解を助ける豊富なイラストや日本語訳が付いている
- 中で使用されている語句リストが付いている
これなら英語が苦手という親御様でも音声を流すことで多聴ができますし、意味を理解しながら内容を楽しむことができます。(内容理解と紐づかない聞き流しは言語習得に繋がりません。)
語句リストが付いていることで語句単位の理解ができ、聞いてわかる・使える語彙が広がるのはもちろん、センテンス構造への気づきにもつながっていきます。
そして、上の3つに加えて、というより上の3つよりも重要な選定ポイントがあります。
- 興味を持ってのめり込んで楽しめるもの
- 対話形式のもの
- 日常でよく使われる語彙やフレーズが豊富なもの
言葉は人間の感情と深く結びついています。興味を持って、感情移入して触れた言葉はどんどん自分のものになっていき、使えるようになります。
そして、最初に触れるべきは「対話形式」の言葉です。親子の対話から日本語を身につけていったように、言語とは、身の回りの大切な人たちとの「対話」というコミュニケーションから始まるものです。最初から文学形式で入るのは不自然です。まずは生きたセリフがたくさんの素材からスタートしていきましょう。
その中に、日常でよく使われる語彙や表現がたっぷり含まれていれば言うことありません!
バイリンガル版ドラえもんがお勧め♪
これらを全て完璧に網羅している、そんな素材って日本にあるの?
と私も探し回りました。海外のリーディングシリーズ、日本の教材、読書アプリ・・・
残念ながらパーフェクトに揃っているものはないのですが、その中で一番網羅できているのが「バイリンガル版ドラえもん」ではないでしょうか?
現時点で音読音声や単語リストは付属していませんが、それ以外の、
- 意味理解を助ける豊富なイラストや日本語訳が付いている
- 興味を持ってのめり込んで楽しめる
- 対話形式
- 日常でよく使われる語彙やフレーズが豊富
を全て網羅してくれています。音読音声については今後小学館さんが作成してくれることに期待(実は一度電話して直にお願いしたこともあります^^)。
おうち英語コーチングBrave Kidsでもこのバイリンガル版ドラえもんを多聴多読教材に指定していて、コーチが読み聞かせをしたり、単語の意味を教えているので、ご受講いただければ全てが網羅できることになります!
英語初心者の小学生でも多読できる?
まずは「多聴」から入り、少しずつレベルアップしていって、最後は「1人でも読める」という状態までゆっくり伸ばしてあげれば大丈夫です!日本語もそうやって数年かけて1人で読めるようになりましたもの^^
具体的には、次のようなステップで数年かけて取り組むことをお勧めします。
- 本のイラストを見ながら繰り返し聞く
- 一緒に言える短いセリフから一緒に言ってみる
- 一緒に言えるセリフを少しずつ増やす
- 間違えてもいいのでざっくり1人読みができるよう練習する
- 一人音読の精度やスピードをあげていく
Brave Kidsでは小学校低学年で1からスタートし、4、5年生くらいで一人音読が少しずつできるようになっていきます。中学年・高学年でスタートされるお子様も毎日10分程度練習することで、1年半〜2、3年で読めるようになっていきます。
中学校の知識偏重英語教育が始まる前の小学校6年間で、楽しくのめり込んで英語を大量インプットし、その中で日常語彙が自然と増え、基礎文法や読み書きが感覚的にできるようになれば、その後の知識英語と相まって、本当に使える英語力になっていきます。
小学生の英語の始め方の参考になりましたら幸いです!