塾なし&スポーツに全力を注ぎながら難関都立中高一貫校に合格したYくんのお母様インタビュー

こんにちは!オンライン英会話スクール Brave Kids 代表の上村綾子です。

Yくんは年中さんの時から私の元に通ってくださっている英語スクールの生徒さんです!

そんなYくんが、昨年12月のレッスン中に「もうすぐ都立中高一貫校を受験します。」とさらりと口にしたときにはびっくりしました!これまで受験をする予定であるとか、塾に通っているとか、そういった話を一切聞いてこなかっただけでなく、6年生冬でもほぼ毎日水泳スクールに通い(多い時は朝と夕方の2回!)、週末はいつも水泳大会に参加していることを常日頃聞いていたからです。もちろん英語の課題提出や授業もトップレベルの参加率で取り組んでくださっていたので、なおさら驚きました!

そして2月合格発表の日、朝からソワソワ結果を気にしていたところにお母様から「合格しました!」とLINEでご連絡いただいた時は、外出先でしたがつい大声を上げて喜んでしまいました^^

受験塾に通わず、水泳も英語も受験直前まで毎日全力で取り組みながら難関都立一貫校に合格されたYくん!お母様がご家庭でどんな工夫をされてきたのか、乳児期からさかのぼってじっくりお話を伺いました^^

ちょっと長いインタビューですが、これから育児をされる方、育児真っ最中の方の参考になる、至極の工夫がたくさん聞けましたのでどうぞお楽しみください!


赤ちゃんの頃から理屈っぽかった!? Yくんとの対話の始まり

上村:私が知っているYくんは年中さんの頃からでしたが、その前の乳児期の頃はどんなお子様だったのですか?

お母様:Yは小さい頃からすごく理屈っぽい子供でした。理屈が分からないと動いてくれないタイプだったんです。言葉を話し始めた乳児期の頃から、何かにつけて懇切丁寧に説明をさせられたんです。

上村:そんな小さい頃から物事の理由を全部理解したいと思うのはすごいですね!

お母様:最初に衝撃を受けたのはトイレトレーニングの時です。当時なかなか座ってうんちができなくて。そんな時に、「どうやって座ってうんちをするのか、1つひとつちゃんと説明してくれ」って言われたんです。「そんなバカな」と思ったんですけど(笑)。「お腹に力を入れるんだよ」と言っても、「力を入れるっていうのはどうやるのか?」と1つひとつ聞いてきました。

上村:びっくりですね!

お母様:その後も、予防接種を受ける時も「病気にならないようにだよ」と言うと、「どういう理由で病気にならないの?」と聞いてくるので、一緒に免疫の勉強をしてみたりしました。

上村:Yくんの質問もすごいですが、それに対してちゃんと対応されたお母様もすごいですね。普通は「いいからやりなさい」で終わってしまいがちですが・・・

お母様:さすがに全部に答えることはできなかったので、軽くスマホで調べて軽く答えることもあったとは思いますよ(笑)

失敗を「良かったね」に変えるポジティブ育児

上村:私が知っているYくんは年中さんからですが、その頃からやっぱり知的好奇心とオープンさがありましたよね!

お母様:実は小さい頃は結構なビビリで、新しいことに挑戦するのはおっかなびっくりなタイプだったんです。もっとポジティブに育って欲しいなと思って、全てのことを「良かったね」と言う育て方をしました。例えば、転んで泣いたりしても、「あー、痛かったね。それで足は動く?」と聞いて、足を擦りむきながらも「動くけど」と言うと「わー!それは良かったじゃん。骨は折れてないね!」と明るく伝えます。そうすると「あ、良かったんだ!」と。

上村:へえ!ポジティブな側面を伝えてあげていたのですね!

お母様:そういうことをやっているうちに、全部「良かった」に繋げられる人になってくれた気がします。あの子は小学3年生くらいだった時、私の母(Yの祖母)が転倒して腕を骨折してしまったんですが、その時も「え、良かったじゃん!打ったのが頭じゃなくて!」と言っていました。

上村:良い面を探す天才ですね!

お母様:どうしても私たち、悪い側面やそれに対してどう対策するかに気が向きがちじゃないですか。テストでいまいちな成績を取って来ても、本当はちょっと心配しながらも、「この段階で苦手が分かって良かったね!」と伝えるようにしていました。小学生のうちから勉強を嫌いにさせたくなかったというのもありました。

上村:失敗は成功の糧になると分かってはいても、それをポジティブに伝えることは難しいですよね。常日頃からポジティブなお声がけをしている、その延長線でしかできないかもしれませんね。

お母様:そうですね。でも今はちょっとポジティブすぎるぐらいになってしまって(笑)。

上村:確かに、Yくんと英語のレッスンをしていても、不安なこととか基本聞かないです。入試が終わってから合否結果が出るまでの期間にレッスンしたときも、「結果が出るまで不安なのでは」と気を遣いましたが、Yくんはあっけらかんと「I hope I can pass the test ♪ (受かってたらいいな〜♪)」と英語で明るく答える姿にびっくりしつつも安心しました。大人の私だって、結果が出るまでの間色々想像して不安になりそうなものなのに、本当にすごいと思いました。

押し付けない子育て

上村:Yくんはお母様と会話する時、常にフラットな様子ですよね。Yくんが作った英文にお母様が「それ違うんじゃない?」と指摘するような時も「あ、そっか!」と全く気にすることなく受け入れますよね。普通、高学年になると親の指摘に対して「うるさいな」とか少なからずネガティブな反応があることが多いですけども。

お母様:あの子、幼いのかなと思うんです。反抗期っぽいのが始まらないなっていう感じは少ししています。

上村:それを幼いと言うのか、逆に成熟していると言うのか難しいところですよね。お母様は普段「こうあるべきだ」「こうしなさい」「それはダメだ」などということはありますか?

お母様:ええと、若干誘導にはなっちゃうと思うんですけど、私の意見というのもあるので、「こうすると、こうなると思うんだけど、それでいいの?あなたはどうしたいの?」みたいな言い方をすると、本人が「それはまずいな」と気づく感じです。

上村:頭ごなしに「それはしちゃだめ」とか「こうじゃなきゃダメ」とは言ってないってことですね。

お母様:そうですね。人に危害を加えるとか傷づけるとか、危ないことになるようなことでなければ、極力選ばせるようにしています。私も人間で、一定の意見は持っているので、そこは「これは私の考えだけど」とできるだけ価値観を押し付けずに伝えて、選んでもらうようにはしている感じです。

上村:そうやってると、もしかしたら人って反抗期来ないんですかね?

お母様:いやあ、どうなんでしょうね。これから来るのか、来ないで終わる子も最近いるというし。何か言った時「分かったよ、後で!」などと答える時、「そろそろ反抗期の始まりかな?」と聞いてみたりもするんですけど、「いや、違います」と本人は断固拒否しています(笑)。本人が反抗期になるのを嫌だなと思っている節があるのかもしれないです。

上村:押し付けているものがなければ、反抗する対象もない、ということかもしれませんね?

勉強への声かけ

お母様:最近は教育虐待とかもよく聞く言葉じゃないですか。そんな話題をテレビで一緒に見ている時、「お母さんたまにさ、いい加減そろそろ勉強したらどう?みたいなこと言うじゃん。どう、それって教育虐待?」って聞いてみたら、「いや、あのぐらいは言ってもらわないとできないかも」みたいなことを言ってて。

上村:なるほど。

お母様:私は結構「どう?そろそろやったら?」みたいなことは言うんですけど、でも横でじっと見ているわけでもなく、「勉強したら」と言いながら私は隣で昼寝、みたいなこともあって。そんなにプレッシャーはない、ということを言っていました。

上村:リマインドしてるだけで、あとは自分で選んでね、というスタンスの声かけですね。

中学受験を決めたプロセス

上村:受験自体をする・しないの選択も本人に任せたのですか?

お母様:受験自体、私自身はした方がいいと思っていました。ですが押し付けはしたくなかったので「お母さんは受験をお勧めしたいから、受験した場合のメリットを全力プレゼンさせてね。良い面も悪い面もできるだけちゃんと説明するので最後はあなたが決めてください。」と伝えてプレゼンしました。

上村:おお。どんなプレゼンをしたんですか?

お母様:中学受験をしなかったとしたら、高校受験をするんだよ、と。人生どこかで頑張らなきゃいけないわけだけど、高校受験となるとほぼ全員が挑戦するからライバルはすごく多いよ。内申点も取らなきゃいけないから中学生活も大変、という話をしました。中学受験を経て公立に来る子達にも勝たなきゃいけなくなるから、塾にも通わないと厳しいと思うよ、という話もしました。息子は毎日水泳に打ち込みたい子なので、「塾は絶対に行きたくない!」と言い張りまして。

上村:水泳が一番なのですね!Yくんにとって。

お母様:そうなんです。塾に行かずに私立は厳しいねということになり、塾なしで受験をする場合「都立だったらワンチャンあるかも!」という話になったんです。

上村:それは小学5年生ぐらいですか?

お母様:小学6年生に上がる時くらいでした。通信教材はある程度やれていたので、都立受験向けの通信教材に切り替えて自宅学習のみで進めることにしました。

上村:そこから一度も心揺るがず受験に向かって行ったのですか?

お母様:いえいえ、そんなことありません。6年生のクラスがあまりに楽しかったようで、「このままみんなと地元の中学に行きたい」と言い始めたこともありました。

上村:Yくんでも揺らいだのですね。うちの小5の息子も実は気持ちがグラグラでして(汗)。勉強を頑張る理由って子供からすると切実に感じるのは難しいでしょうし、親としても従来の学歴主義、資本主義的な価値観を植え付けるのもどうなのかなって躊躇しますよね。その辺はどんな風に話されていましたか?

お母様:もう全部開けっぴろげに話してます。私は就職氷河期世代だったんですが、就活の時には大学名での足切りがあったこと、時代は変わったかもしれないけど完全にその風習がなくなったわけではないこと、入るのが大変な人気のあるような大学から労働環境がひどいブラック企業に入る可能性は低くなると思うよ、など自分が経験したことや、これまで見てきたことを素直に伝えました

上村:なるほど。親自身の体験として話されたのですね。

お母様:あとは、勉強しなくてもぶっちゃけ日本だったら生きてはいけるよ、って話もしたんですね。「勉強しないで遊び狂いたい」みたいなこと言った時があったので。それはまあそういう道もあると思う、と。例えばさ、交通誘導の仕事とか、ゴミ収集の仕事、トラックを運転する仕事とか、頭脳というより自分の体で仕事をするという選択もあるよと。ただし体が資本なので、夏は暑いし冬は寒い、体力的に辛い環境の中でも頑張って耐える必要があるよ、あなた耐えられる?と。すると「最近の猛暑は激しいからちょっと厳しいな・・・」と考えていました。決して職業を否定するわけじゃないんですけど、肉体で勝負をするのか、頭で勝負をするのか選ぶのはあなたです、みたいな話はしました

上村:なるほど。そうなんですよね。特定の職業への差別的意識は植えつけたくないですし、「経済的安定イコール幸福」みたいな昔ながらの価値観を幼心に焼き付けるのも違うかなって思うから難しく感じていましたが、こういう話し方もあるのですね!

お母様:そうですね、色々な社会の職業について具体的に一緒に考えてみるような感じです。その中で自然とお金の話も出しています。「大富豪の家に生まれたら多分何も勉強しなくても楽に生きれるけど、うちそうじゃないじゃん」という話とか。あとは「そんなに学歴がなくても起業で成功している方もいるね。それぐらいの才能があるなら勉強しない道もあるかもね。どう、自信ある?」って聞くと「特にそこまではないかな」「じゃあ、地道にちょっとずつ勉強した方がいいタイプかもよ」みたいな話もしました。

上村:色々な職業をピックアップしてできるだけフラットに伝える、といったところでしょうか?

お母様:そのように勤めてはいますが完璧にはいきません。私も個人的意見がある1人の人間ですので。なので息子にはおりに触れて「これは私のフィルターを通ってるんだよ。絶対的な答えではない。」と伝えるよう意識しています。「実際そういう仕事の方たちと関わったことはないけれど、大変なイメージない?でも絶対世の中にいなきゃいけない人たちだよね。」という話もします。

上村:細かい対話の積み重ねですね。

塾なし、スポーツも英語も続けるという選択

上村:Yくんは6年生の受験期になっても塾には行かれず、水泳スクールも英語もほぼ毎日続けられていましたよね!

お母様:そうです、そうです。プールはほぼ毎日行ってましたし、英語学習も動画学習は毎日ですし週に2回の早朝ZOOM会も毎回参加し続けました。

上村:英語の週末課題も一度も欠かさずに提出してくれて。水泳と英語の取り組みを全く変えずに6年生生活を送られていて(なので直前まで受験することにも気づきませんでした😅)、受験直前の冬休みも「スキーに行ってきます!」と楽しそうに言っていて本当にびっくりしていました!水泳や英語以外にも変わらず続けてたことってあるんですか?

お母様:友達と遊びに行くことですね。受験を決める時、「基本的に何一つ諦めない受験にしようね」と話していたんです。大好きなスポーツも、将来のための英語も、小学生という貴重な時間も犠牲にしないって。大切なものはちゃんと守りながらの範囲の中で挑戦するというのがそもそもの前提でした。なので彼は、何一つ諦めず、全ての学校の授業に出席し、学校から帰ってきたら友達のところへ遊びに行って、その後プール、という生活でした。

上村:受験前日まで学校も行かれていましたし、英語スクールの朝の会も来てくださってましたね!

お母様:はい^^。受験1ヶ月前だけは「友達と遊びに行くのはやめなよ、骨折しちゃったら大変だから」ってアドバイスしました。5年生の時に骨折したばっかりでしたし^^;

上村:確かに!右手使えなくなっちゃうと流石に試験受けられませんものね!

普段の1日の過ごし方、勉強時間

上村:6年生時の平日と週末の勉強時間はどんな感じだったんですか?

お母様:平日は朝だけ勉強していました。あ、学校の宿題は学校から帰った直後の友達との集合時間前に終わらせていましたが、夜はプールで疲れてしまうので、受験に向けての勉強は早朝にしていました

上村:英語スクールの早朝ZOOM会が週に2回、朝6:30からあるのですが、いつも一番乗りで参加してくれるYくんに「What time did you get up?」って聞くと「I got up at 5:30.」などと答えてくれて、朝早いのにびっくりしました!あ、でもそういえば、「そんなに早く起きて何してたのー?」と聞くと「ゲームしてた」って答えてくれたことがあったのでゲームするために早起きしてるのかって思い込んでました^^;

お母様:そうなんです。5時半から6時くらいに起きて、その後YouTube見たりゲームしたりして6時半くらいまでダラダラしてるんですよ。で、そこから朝食まで20〜30分勉強して、朝食の後に英語などの動画学習をささっとしてから学校に行くという感じでした。

上村:朝からエンタメもお楽しんで、勉強も小分けにして進められてと、朝のエネルギーをうまく活用した無理のない流れですね!週末はどのくらい勉強されていたんですか?

お母様:土日は少しまとまった時間を取っていましたが、それでもせいぜい2時間ずつくらいしかやってなかったんじゃないでしょうか。

上村:土日それぞれ2時間ずつ!週末もよく水泳大会に行ってましたしね。

お母様:夏休みとかはもうちょっとやってたと思います。夏休みはプールの朝練と夜練の間が長時間開くので、私が会社に行ってる日中の間にちょっとは勉強してたと思います。

上村:お母様がいなくても自宅でちゃんと勉強できるってすごいですね!勉強進捗は見てあげたりしてたんですか?

お母様:「進み具合どう?」って聞くと、「これが滞ってる、あれが滞ってる」と申告があったり、「最近この問題集とかやってる姿を見たことないけど」と指摘すると「そうだね」と気づいたり。なので出勤前に「じゃあ今日この辺やってみたら?」と問題集などの範囲を軽く伝えて家を出る、というような見守りをしていました。

上村:なるほど。大体のやるべきことを確認して、出てっちゃうんですね。

お母様:そうですね。で、帰ってきて「どう?勉強した?それとも遊び狂った?」と軽く確認するみたいな。友達と遊びに行っちゃう日もあったりするんですけど、多少普段よりはやってたような気はします。

上村:ペースの確認と助言はするけどあとは本人を信じて任せる、素敵です!

読書習慣と作文力

上村:都立一貫校の入試って作文が大事と聞きますね。作文も自宅で対策されたんですか?

お母様:通信教材の作文練習もやりましたが、読書が好きだったことが良かったようです。小さい頃は絵本にあまり興味を示さなかったんですが、早めの段階で小説を勧めたら楽しかったようで、そこから読書にハマっていきました。

上村:どんな小説にハマりったのですか?

お母様:一番ハマったのは星新一ですね。

上村:本当ですか!私も小学生の頃大好きでした。

お母様:小学校の図書館にある星新一全集は読破したみたいです。あとは私が昔読んで面白かったと思う小説をいくつか紹介しました。SFっぽいものも好きでしたね。

上村:読書量の積み上げがベースにあると、作文はそこまで苦労しないですよね!

お母様:まあまあな文章を書くようにはなってたんですけど、でも要約が苦手だったんです。趣旨を捉えるのが苦手だったので、その練習は一緒にしました。

上村:何か教材を使ったんですか?

お母様:いえ、素材は適当に選んでいました。実家に行った時、天声人語をいくつか切り取ってきて、それを「要約してみなよ」って渡す感じです。最初は冒頭から一文ずつ見て、文をちょっとずつ短くするみたいな要約になっちゃっていました。なので、「全体を読んでこの人が一番言いたいことは何?」と聞いて、言葉にしてから書き出すという練習をしました。

上村:言語系、作文系はやはり1対1の対話を通じて学んでいくのが理想的ですよね!要約以外にも何か作文対策はしましたか?

お母様:そうですね。作文の中でテーマに沿った体験が書けるようになる必要があるので、1日の最後に「今日の面白かったこと、嫌だったことを1つずつ教えて」と聞いて、「あ〜そういう嫌なことがあったんだね。それってさ、どういう経験だと思う?その経験を踏まえたら作文になんて書く?」」というような話を一緒にすることもありました。

上村:日々の生活の会話の中に作文練習を入れちゃったというわけですね!

中学入学後のYくん

上村:中学入学から2ヶ月経って、どうですか?

お母様:楽しそうです。最初はちょっとお互い様子見の雰囲気だったみたいですが、特に男子なんかはもう小学校時代と変わらない大らかさで遊んでるみたいです。

上村:良かったです!いつも「小学校が楽しすぎて卒業したくない」っておっしゃっていましたもんね。中学もまたそうやって楽しく通えますね!ところで英語はどうですか?聞いた話では、英語経験のない子が結構多くて、英語オンリーの授業ではYくんが通訳を買って出ているって聞きました!

お母様:そうみたいです。英語は全然やってこなかった子も多いみたいですね。すごいできる子も一部いるみたいですが。でも今回初めてのテストは平均よりちょっと上くらいだったんです。

上村:そうでしたか!ぶっちぎりでいけると思っていましたが・・・

お母様:ライティングの回答時に、教科書の文章と同じ語彙を使っていないとバツだったり、和訳の細かいところまで忠実に英訳しないとバツだったりと、単語を答えるところで、最初の文字を大文字にしてしまって全部バツとか、試験のルールに慣れていなくて。でも今回で傾向が分かったから次は大丈夫みたいなことは言ってました。

上村:バツのつけ方、減点の仕方は、学校や先生によっても傾向が異なりますものね。ちょっと慣れは必要な部分ですね。

お母様:英語のみで進む授業に関しては苦なく聞き取れて、友達に説明してあげたりできている点はよかったなって思います。言語は毎日の積み重ねなので、コツコツと続けてきて良かったです。英語って本当にここから先ずっと続くじゃないですか?中学に入ってから「英語が難しくて苦手!」「英語大嫌い!」となってしまう子も多いと思うので、小学生のうちから本人が楽しめる方法、英語が好きになれる環境を見つけてあげて、続けさせてあげることが大切だと考えていました。息子の中でも英語をやめる気はさらさらなかったみたいで、受験直前までいつもの通り毎日当たり前のようにやっていました。やっぱり、1日10分動画学習をして多読をするだけという気軽さも良かったようです!

上村:それは嬉しいです!受験直前まで本当に普通に参加くださっていたので、私の方がドキドキしちゃったくらいでした^^;

Yくんのこれからのこと

上村:最後にこの先のことを聞かせてください。ここから6年間は入学された一貫校で過ごされると思いますが、その先の大学とか、その後の夢とか、将来のことはどんな風に取り込まれていかれるんですか?

お母様:どうなんでしょうね〜。高校卒業する頃に何を目指してるかが全く分からないです。あれにもこれにも興味があるような人なので。今は水泳選手になりたがっています。

上村:あ、言っていましたね!「将来の夢」の英語スピーチで^^

お母様:でも、本人も選手になれるほどではないかもしれない、というのをちょっと最近は思ってるかもしれないです。どんどん年齢とともに基準タイムが上がっていくので。なので、一応水泳選手になるつもりで頑張ってはいるけど、第二候補はカタツムリの研究者って言ってました。

上村:小6の夏休みの自由研究でカタツムリを研究されて、市の代表に選ばれていましたよね!

お母様:はい、カタツムリ大好きでずっと飼っていまして。好きなことを追求してくれるのはいいことだと思います!中学3年間はぜひ好きなことに没頭してもらって、高校に入ったら多少勉強して、その中でやりたいことが見つかるといいなと思ってます。

上村:本当に、ここからのYくんの成長を引き続き拝見できること、とっても嬉しいですし、心から楽しみにしています♪今日はありがとうございました!


ということで、今回は私が運営するオンライン英語スクール Brave Kids の生徒さんのお母様に、子育てや中学受験のお話をお伺いしました!我が小5の息子も今まさに受験する・しないで揺らいでいるところだったので、参考になるところがたくさんありました!文字量の都合で、半分くらいはカットせざるを得なかったのですが、同じイチ親として、こうしてじっくり(なんと1時間半も!)子育てについて話ができたことも楽しかったです!

これからも少しずつこうして生徒さんの親御様と色々な対話をしていきたいなと思っています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

Yくんも通っている英語スクール Brave Kids!
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著者のイメージ画像

Brave Kids/代表兼ヘッドコーチ
上村 綾子

ニューヨーク州立大学心理学部卒 / 大人向け英会話講師 / オンライン英語教材開発 / 英会話書籍「Ayaのリアルトークリスニング」小学館より出版/ 英会話ポッドキャスト「English Aya Pod」の制作&出演 / 子ども向け英語教室運営 / バインリンガルナレーター / ビジネスマン向け英語コーチングカリキュラム開発 / TOEIC985点 / TESOL / J-SHINE