中学生の英語学習で悩む親御様必読!私立中高一貫進学校に通いながらご受講いただいているRちゃん親子のインタビュー

Rちゃんと弟くん

こんにちは!オンライン英会話スクール Brave Kids 代表の上村綾子です。

今回インタビューをさせていただいたRちゃんは、中学受験が終わった直後に Brave Kids にご入会くださった生徒さんです。

中学に入学したとたん、定期テストや検定対策、受験準備のプレッシャーが押し寄せてきて、テストで点を取るという目的に特化した「文字中心の文法詰め込み型」の英語勉強を余儀なくされるケースが多い中、英語多読で音にたくさん触れ、シャドーイングや即興スピーキングを個別指導するという英語学習方法を選ばれたRちゃん親子。しかもRちゃんが入学したのは、難関大学進学率が高いことで知られる進学校です。

テストで点を取るための塾を選ばず、多読とスピーキングを重視する Brave Kids を選んだ理由や、中学1年生から現在(高校1年生)までご受講いただいている中で体感している成果など、じっくりとお話を伺いました!

中学生の英語学習について、どのように進めていくべきか迷われている親御様の参考になるインタビューとなっておりますので、ぜひご一読くださいませ♪


お母様の「英語大好き!」から始まった早期教育

上村: Rちゃんは小学生の頃は別の英語学習をされていましたよね?

お母様: はい、していました。実は娘は2歳の頃から英語を習っているんです。一番最初に習った習い事が英語でした。小さな英語教室で、2、3歳の子が4人くらい、お母さんの膝の上に乗って英語を楽しむようなレッスンを週に1回受けていました。

上村: そうだったんですか!2歳からとはずいぶん早いですね!お母様の英語教育に対するお気持ちが強かったのですね?

お母様: 私自身はそれほど英語ができないんですが、でも英語が大好きで!小学校の頃から一人でずっと勉強していました。喋れないんですけど、英語が大好きなんですよ。海外に行くたびに「なんでこんなに喋れないんだろう」って悔しい思いをすることもあって。だからこそ、子供たちには絶対に小さい頃から少しでも英語に触れさせようという強い気持ちがありました。

小学校時代の英語学習と「続ける意味」

上村: 小学校に入ってからも英語学習は続けられていたんですか?

お母様: はい、続けていました。駅前にある、外国の先生が教えてくれる教室にも、小学生専門のクラスがあったので週1回通っていました。

上村: では、ずっと英語に触れ続けていたんですね。その頃、英語力はどんな感じだったんですか?Rちゃんは何か覚えてる?

Rちゃん: うーん、実は全然上達しているという感じはなくて…。「本当にこれ、上達してるのかな?」って思うくらい。同じ単語が何回も出てくるのに覚えられなかったりして、正直、「通っていて意味があるのかな」と思いながらやっていました。

お母様: そうなんです。私も「これ、意味あるのかな?」とずっと思い続けていたのです。その間に、息子(Rちゃんの弟さん)の英語教室を探している際に上村先生に出会い、ご相談させていただいてから吹っ切れたんです。「語学学習は長く続けることが一番大切」というお話を上村先生にしていただいて、「ああ、やっぱりそうなんだ。続けることに意味があるんだ」と言い聞かせて、娘も息子もここまでずっと続けてきました。

上村: 弟さんが Brave Kids の前身の英語教室にご入会いただいたのが今から8年前ですものね!それからここまで、一度も途切れることなく本当によく頑張って続けてくださっていますよね(涙)。このようなご縁が本当に本当に嬉しいです!

英語塾の選択:「会話」と「日本人講師」へのこだわり

上村: そしてRちゃんは、中学受験が終わってから当スクールに入会してくださったわけですが、中学校に入ると、定期テストや受験対策用の塾を選ぶ親御様が多いと思うんです。そういった塾は検討されなかったんですか?

お母様: はい、正直言って全く検討しませんでした。私は元々、高校・大学受験のような文法や長文読解ができるようになるよりも、まずは英語に耳が慣れてほしい、会話ができるようになってほしいということを重視しているんです。文法ができても喋れない人が周りにたくさんいるので。うちの妹も勉強はすごくできるんですけど、全く喋れないんですよ。だから、英語に慣れてほしいという気持ちが強くて。先生が英語でたくさん話してくれることで、まず耳が慣れると思いますし、日本語とは全く違う英語の雰囲気にも慣れてほしいという思いが小さい頃からあったので。

上村: Rちゃんが小さかった頃から一貫した英語教育哲学をお持ちだったのですね!あ、それと、外国人講師の格安オンライン英会話なども最近はたくさんありますが、そういったオンライン英会話は検討されなかったんですか?

お母様: それもなかったですね。息子が先にお世話になっていて、上村先生への信頼がすごかったので^o^。「外国の先生の方がいい」という話はよく聞きますが、私の意見としては、日本人の先生が良いんです。日本人だから、分からない時に日本語で聞けることが重要だと思っていて。「英語だけ」になる外国の先生とのオンラインだと、それができないから選択肢にはなりませんでした。そして、これまで出会った先生の中で、上村先生が一番発音が素晴らしかったんです。本当に綺麗で、もう外国の方とほぼ変わらないと感じたので、「ここだ」と思いました。

上村: わ^^ありがとうございます!お子様たちが英語を習得する上で何が重要かを考え抜いて選択されてきたということですね!

中学入学後の英語学習

上村: 中学に入学してからの英語学習について伺います。Rちゃんの学校は進学校で、英語の進度もかなり速いと思いますが、中学1年生の頃を思い出して、難しかったり、進度が速かったと感じることはありましたか?

Rちゃん: 中1の時は、全体的に進むのが早かったですね。文法用語、例えば「Be動詞」「一般動詞」とか、そういうのは中学に入るまで習ったことがなかったので、初めて知りました。最初は馴染みがなくて難しいなとは思いましたが、英語はずっとやってきたので、抵抗感はなかったです。最初から「嫌だな」と思ったことはそんなにないです。

上村: 素晴らしいですね!学校でも最初から成績が良かったんですか?

お母様: Rは本当に中学に入ってから急に人が変わったように、ものすごい勉強し出したんです!中学受験の時は全然勉強しなくて、「もう受験なんてやめなさい」と何度言ったことか・・・。

上村: それが中学から急に勤勉になったのですね?!どんなきっかけで変わったんですか?

Rちゃん: 中学に入ったら、「英語は初めて」という子も多くて、みんなで同じスタートラインに立っているような感覚で、「クラス順位で負けたくない」と思って勉強し始めました。最初に良い成績が取れたことで自信もつき、このまま上位を譲りたくないという気持ちになりました。

上村: スタートダッシュって、そういう点で良い効果がありますよね!Rちゃんはテスト前はどれくらい勉強するんですか?

Rちゃん: 試験の2、3週間くらい前からかなりがっつり勉強します!

上村: 早い!素晴らしいですね!

Brave Kids 受講の効果

上村: Rちゃんにとって、英語は特に頑張りたい教科の1つに入っているそうですが、学校の定期テストでも良い点数を取ってくれていますね。

Rちゃんの学校の英語試験は特に難しい問題が多いですが、Brave Kids の多読やスピーチ課題、会話のカリキュラムは、学校での学習や受験英語に役立っている部分はありますか?

Rちゃん: 毎週スピーチ課題に取り組み、その動画を送るという練習が、ライティングの試験に役立っていると何度も思いました。普段から即興で英文を組み立てることに慣れているので、質問に対して自分で英文を書く問題や、意見を書く問題など、ライティングで困ったことがほとんどないんです。ライティングが一番点数が高くて、「これで稼げている」という感じです。

上村: 毎週数分取り組んでいただいているスピーキング課題がライティングに繋がっているということですね。

Rちゃん: あと、学校で外国の人と繋いで行うオンライン英会話の授業や、夏休みに留学生と3日間過ごすプログラムがあるのですが、そういう時に役立ちます。留学生は日本語が全く分からないので、英語で話さないといけないんです。その時に、頑張って伝えようとすることや、相手が何を言っているかがわかるので、友達に通訳してあげたりしています。英語をバーっと話されても、抵抗を感じてパニックになることがなく、落ち着いて聞くことができるんです。

上村:普段から英語の漫画多読で長い英語をたくさん聞いているので、耐性がついているのですね!

英語力の伸び:特に難しい「疑問文」の精度も向上

上村: Rちゃんは、中学3年生から高校1年生にかけて、難しい文法をスピーキングに取り入れて話せるようになってきていますね。文法の知識を持っていても会話で使うのは難しいことですが、それがちゃんとできています。特に最近の成長として、疑問文の精度がめちゃくちゃ高くなっているんです!疑問文って大人の上級者でも難しいんですよ。「do/does」が抜けたり、主語と動詞の語順が間違っていたりする上級者の方も正直結構います。でも、Rちゃんは間違いがほぼないくらい、しっかりと語順も正しくできています。何を話すか考えながら、話すと同時に文法のチェックも自分で正しく行い、間違えたら即自分で直すという機能が働くようになっています。本当に素晴らしい成長です!

Rちゃん: 中学に入ってから、やっててよかったって思ったことが何回もあって、すごい「できてる」って思いました。

上村: 頑張ってくださって本当に嬉しいです!

継続の秘訣:「5分の時間」と「負けず嫌い」

上村: 中学生は試験や部活で忙しい上に自分の意思が強くなるので、家庭学習がなかなか進まない子も多いですが、Rちゃんはどうやってやりくりしているんですか?

Rちゃん: どんなに忙しくても、絶対5分くらいは時間があるんですよ。その時間をどこで見つけるか、という感じです。

お母様: Rは色々な活動に参加しているので正直かなり忙しいですし疲れていることも多いです。なので、週に1回時間を作ってスピーチ課題などの録画課題を提出して、フィードバック動画が返ってきたらその動画で復習練習をする、というのを続けているだけなんです。私が「もうそろそろ提出しないとダメよ!」といつも声掛けしてます。

上村: お母様のお声がけの継続力もすごいですね!正直、声掛けも嫌になることありませんか?

お母様: 私は英語の重要度がかなり上なので、どんなに忙しくても声掛けを続けようと思っています。二人にも常に「やらないんだったら、辞めなさい」と気持ちの確認は取っていますが、二人とも「辞めない」と言うので、「じゃあ、辞めないんだったらちゃんとやりなさい」と言って、何とか時間を作ってもらっています。ご飯を食べるちょっと前に急いでやるとか、「この10分でやろう」という感じです。

上村: 辞める選択肢も提示しつつ、Rちゃんが辞めないのはなぜですか?

Rちゃん: 自分で「続けていてよかった」と実感しすることが多いからだと思います。上村先生が「週に1回でもいいから続けることが大事」と言っているのを聞いていたこともあり、「大変だから辞めてしまおう」とは簡単にならないです。

上村: すごいですね!人は楽な方を選びがちですが!

Rちゃん: 「これを辞めたら、この成長が止まる」って思うんです。英語を続けてきたことで「あ、これできた」とか「思ったよりできてたな」というのを自分で実感しているんだと思います。だから、これをずっと続けていけばもっと積み重なっていくし、少しずつでもレベルアップしていける。大学受験にもつながっていくと感じています。

あと、小さい頃からいろんな習い事をやってきましたが、お母さんに「辞める?続ける?どうするの?」と聞かれて「辞める」と答えるのが嫌なんです。そこで辞めたら「負け」である、という気持ちがあって。負けず嫌いなんです。もちろん本当に嫌ですぐ辞めた習い事もありましたけど。

上村: 面白いですね。選択は常にお子様に委ねるというお母様の信念と、簡単には放り出さないというRちゃんの信念とがうまく噛み合って、今があるのですね!

将来の夢と英語

上村: 今、英検は何級まで取られましたか?

Rちゃん: 準2級までしか取ってないです。今年中に2級を受けないといけないなと思っています。

上村: ぜひ頑張ってください!将来の目標や夢はありますか?

Rちゃん: 将来、留学に行きたいなと思っています。英語をちゃんと喋れるようになってコミュニケーションを取りたいです。ただ、高校生や中学生の時に留学に行ってもあまり意味がないんじゃないかなと思っていて、行くなら大学で行きたいです。

上村: 高校でも留学の機会があると思いますが、今は行きたくないんですか?

お母様: 本人は絶対嫌だと言っています。でも高校2年生の3月に、ニュージーランドへの修学旅行でホームステイがあるんです。10日間くらいかな。それに申し込んでいるので、多分それに行ってから(留学の考えが)変わるんじゃないかなと私は勝手に思っています。私は1ヶ月くらい行ってくればと言っているんですけど、ちょっと不安なところが大きいみたいで。でも、1回経験すれば変わるかもしれません。

上村: 大学に行ってからでも、留学のチャンスはいくらでもありますからね。お仕事の夢はありますか?

Rちゃん: 法学部など、法律系に進みたいと思っています。

上村: そうなんですね!英語とはあまり関係ない方向なのかな?

Rちゃん: ただ、もし二つ目を選ぶとしたら「国際系」と答えています。

上村: なるほど!国際系の法律事務所などもたくさんありますもんね。英語が活かせるかもしれません。大学受験は一般受験の予定ですか?

Rちゃん: 基本的には一般受験の予定です。ただ、この前の個人面談で、学校の推薦枠は少ないのですが、成績が上位なので「まだまだ全然推薦狙えますよ」と先生から言われました。だから、どうなるかは分からないです。

上村:大学進学も、将来のビジョンも、いろいろな可能性で溢れていますね!本日は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!

お母様、Rちゃん: ありがとうございました!

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Brave Kids/代表兼ヘッドコーチ
上村 綾子

ニューヨーク州立大学心理学部卒 / 大人向け英会話講師 / オンライン英語教材開発 / 英会話書籍「Ayaのリアルトークリスニング」小学館より出版/ 英会話ポッドキャスト「English Aya Pod」の制作&出演 / 子ども向け英語教室運営 / バインリンガルナレーター / ビジネスマン向け英語コーチングカリキュラム開発 / TOEIC985点 / TESOL / J-SHINE